エトルタの日常

MACHIYA 京町家

MACHIYA 京町家

 こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。   3月12日に町家イベントに参加させてもらいました。 ずっと憧れていた京町家とラグの組み合わせ。 頭で思い描いていたよりも、実際とても良く。 馴染み良い姿に実感を持つことが出来ました。 ご来場頂きました皆様にもご好評頂きました。   京町家と中東地域の手織りラグ。 この可能性は無限大です。 今日は私の町家イメージ。そして日本文化に対する気持ちを少しお話したいと思います。   ミックススタイル ヴィンテージラグと京町家。 異文化同士のミックススタイルです。   和洋折衷はどちらかが中途半端だと上手くいきません。(※異文化の組み合わせを"和洋折衷"と表現させてください) 歴史ある西洋建築に和服姿が似合うように お互いの文化のレベルが等しいもの同士でないと、どうも釣り合いません。   はい。もっと身近で簡単な例で言うと 普段よりも背伸びして、特別デザイン性のあるお洋服を買うことなどです。 シャツとパンツ。 上下どちらか1枚だけが強いデザインだと、そのデザインが浮いてしまうなんてことは経験されたことはありませんでしょうか? 和装(着物) と洋服も同じような課題があります。 安易に組み合わせるとチグハグ。 ハイカラだとか言っていた時代はともかくとして、現代に上手にコーディネートできる人は少ないです。...

人から貰った言葉で出来ている。

人から貰った言葉で出来ている。

 こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。   人生で多くの人たちと出逢い、感化されてきました。 ふと他人に言われた言葉がずっと記憶に残ることもあります。 そして時間を経て それが今の自分を作ってくれていることを実感します。   『人から貰った言葉で出来ている』 というお話です。 私は言葉のちからを信じています。今回は2つの言葉をご紹介します。     きれいなものが好きなんだね ある時、勤めていた職場の先輩からこう言葉をかけられました。 きれいなものが好き? 特別そんなつもりはなく日々を過ごしていたのですが、人に言われて気づきました。 自分は思っている以上に、きれいなものが好きだということに。   常々お話させてもらっているのですが 私の思うきれいというのは、豪華なものではありません。 もっと自然体で感じることが出来る、きれいなものが好きです。   小さな変化は、人から指摘されるような変化ではありません。  それゆえに見落としがちになっていたのかもしれません。 昨日使っていたものよりも なんか良く見える。どこか心地好い。 そんな相対的な価値としての"きれい"。  ...

一流の条件

一流の条件

  こんにちは。 皆さんはどんなものを一流とお思いになるでしょうか? 恥ずかしげもなく言うと、私のお店も一流を目指しています。 一流である事が商売のマナー。  今日は『一流の条件』というお話です。   一流の人からの言葉 今でも鮮明に思い出されます。 27歳、8月の猛暑日。 高台寺石掘小路の料理屋さんへ夜な夜な呼び出された日のことです。   "君ね。大人になって三流でいたいなら、そんな風にずっと格好つけていなさい。" 言葉の主は京都でお世話になった文化人の方(以降Kさんとします)。   ある日私の至らない態度に見かねて、その方は言いました。 お店は割烹屋カウンター席。 すぐ隣には別のお客さん。目の前にはお店の主人がいらっしゃいました。 言われたその時は顔が赤くなってしまい、人目を気にしてその場を取り繕うのに必死だった記憶があります。 とても苦い経験でしたが、今となってははとても良い想い出です。   格好をつけることが三流? 普通のサラリーマン家系に育った私には、自分の人生ひとつで何か大きなことが成せるとは思っておらず 身の丈に合った仕事ぶりをしているべき。 どこか自分の中でそう言い聞かせて毎日の仕事をやり過ごしていたような気がします。   その誰かの仕事を手伝っている。 そんな態度に見かねて"格好つけている"とKさんはおっしゃられていたのです。 仕事のふりをしてるんじゃないか? という意味合いでした。...

買えたらラッキー。

買えたらラッキー。

こんにちは。 今日は『買えたらラッキー』というお話です。   実店舗がありますので、よく最初にこのようなお尋ねがあります。 "見るだけでもいいですか?"   "はい!もちろんです^ ^" と私は二つ返事でお返しします。   そして決まり文句のようにこう続けます。 "買わなきゃいけない?と良く質問されるのですが、そんなことはありません。買えた人はラッキーなんですよ" なんていう風に。 買えたらラッキー? ではでは今日もお付き合いくださいませ。   ヴィンテージラグという商品 買えたらラッキーの理由。 それは商品の特徴から言っています。 当店で扱うヴィンテージラグは、手織りで作られている天然素材の商品です。機械工場で自動で作る大量生産品とは異なります。 つまり似たようなものが並んでいたとしても姿形が同じようで、全く同じではありません。 ヴィンテージという時代区分もありますので、経年劣化の具合などもひとつひとつ異なります。 だからまず お店ではその相性を確かめてもらうことが必要です。   人は目に映る色が個人ひとりひとりで違います。 手で触れた感じも、同じくです。 人は経験した記憶、思い出に影響を受けて 色や感触に対してさまざまな印象を持ちます。  ...

ニコニコしてればいいじゃない。

ニコニコしてればいいじゃない。

   こんにちは。 今日は『ニコニコしてればいいじゃない』というお話です。   blogに書くのはいつも実体験。 20代初めの頃によくよく言われてた言葉です。 この時この言葉を私に対して言った相手は、当時勤めていたショップのオーナーでした。 いち販売員として売り場で試行錯誤する私を見て 投げかけてくれた言葉です。   それって本当? ニコニコしてるだけでいい? そんなので仕事になるの? 私は言われていた頃はずっとそう思っていました。   そして自分なりに一生懸命に売り場にある物に触れて、細かいことでも全部吸収しなきゃ。 と切磋琢磨してた様子が、なんだか馬鹿にされたような気持ちになりました。 まるで "そんなことやっても意味ないよ" と言われている気分でした。   でも15年以上経った今となってはすごく分かります。 その時の言葉の意味。 インテリアやファッションの世界において愛想がいいことは、どれだけ素晴らしいことか。 ※私はインテリアもファッションのひとつだと思っています。その為に一緒に話すことが多いです。 結局、人と人を繋ぐのは気持ちが通う瞬間です。 お店と人が交わるのも、笑顔があってのことだと思います。   役割がある その頃のオーナーの意図は、...

実際に見てみよっか。

実際に見てみよっか。

こんにちは。 今日は『実際に見てみよっか』というお話です。   私のお店を説明するには、この言葉だけでも良いくらいです。 "ねえ、実際に見に行こうか" "一回行ってみたいんだけど"   そんな言葉が似合う。実際に見に行ける場所です。   私がいち消費者だった頃には、気軽にそう言えるヴィンテージラグまたは絨毯屋がありませんでした。 伝統と歴史を持つ中東のラグ。 格式高くあるべき商品なのかもしれませんが、そんなのはやっぱり面白くありません。 思い立ってその日、パッと脚を運べるお店。 自分という人間にやらせるのであれば、そのくらい身近に感じられるショップでありたいと思いました^ ^   手が届くワクワク感と、他にはない面白いものがあるという緊張感を添えて。   『実際に見てみよっか』が出来るように。   行ってみたいお店 一度は行ってみたいと思うお店と、本当に行けるお店は大きな違いです。 行きたいけど、なんだか行けない。 憧れが高すぎても、なんだか気がひけるものです。 だから私がやるならばちょうど良い存在でありたいと思いました。   求めたのはネットショップのような気軽さとは違います。 何かのついでや隙間時間を埋めるようなお店ではなく、わざわざ出向くお店。 "今日はラグを見に行こうね" なんて家で会話にあがるようなお店。 つまりちゃんと気持ちの準備をして出掛けることの出来るお店です。...