こんにちは。
ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。
人生で多くの人たちと出逢い、感化されてきました。
ふと他人に言われた言葉がずっと記憶に残ることもあります。
そして時間を経て
それが今の自分を作ってくれていることを実感します。
『人から貰った言葉で出来ている』
というお話です。
私は言葉のちからを信じています。今回は2つの言葉をご紹介します。
きれいなものが好きなんだね
ある時、勤めていた職場の先輩からこう言葉をかけられました。
きれいなものが好き?
特別そんなつもりはなく日々を過ごしていたのですが、人に言われて気づきました。
自分は思っている以上に、きれいなものが好きだということに。
常々お話させてもらっているのですが
私の思うきれいというのは、豪華なものではありません。
もっと自然体で感じることが出来る、きれいなものが好きです。
小さな変化は、人から指摘されるような変化ではありません。
それゆえに見落としがちになっていたのかもしれません。
昨日使っていたものよりも
なんか良く見える。どこか心地好い。
そんな相対的な価値としての"きれい"。
この言葉は
きれいなものが好き
という自分自身を確認することが出来ました。
もっとちゃんとやりたいんでしょ?
これはインテリア界でずっと師事させてもらっていた女性から、何度ももらった言葉です。
トレンド品。いわゆる流行り物に心が動いていない自分に見兼ねて、幾度となく投げかけてくれた言葉でした?
もっとドッシリとした仕事がしたいんでしょ?
だったら自分で頑張って探しなさいよ!
そんな風にして私の耳には届いていました。
流行り物ではなく、人の根本的なセンスや感情に訴えることができるもの。
19歳から今まで色んなモノを扱ってきました。
考えて悩んで、自慢にならない小さな成功もして
失敗は山ほどして笑
行き着いた先
それが今の手織りのラグです。
言われていた当時は全然わかりませんでした。
時間が解決してくれた好例です◯
もっとちゃんとやりたい
っていうのは自分と相手が真剣に向き合えること。
それを可能にするモノに出会うことでした。
人それぞれありますよね^ ^
ラグ屋になった今。
能力があったからラグ屋を営んでいるとは到底思えません。
まず興味があったから始めただけ。
ただそんな自分の姿を見て
日々お客様が
私に対して"ラグ屋"として接してくれる為に
ラグ屋として少しずつ成長させてもらえていると思っています。
本当におかげさまです。
『人から貰った言葉で出来ている』
人から貰った言葉で、人は成長します。
お店でのひと時は人生で見るとほんの一瞬。
しかしそんな僅かな時間だからこそ
興味をもって出逢いが生まれた人同士。お互いに有意義な時間になれたらなと思っています。
今日もここまでお読み頂きありがとうございました。
お店でお会いする機会もなかなか作れないので、少し自己紹介がてらにお話をblogにまとめています。
blogでは私の話を中心にしています。人となりがお伝え出来ればと思っています。
いつも本当にありがとうございます。
Maison Étretat | Sugibayashi Yusuke