こんにちは。
ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。
3月12日に町家イベントに参加させてもらいました。
ずっと憧れていた京町家とラグの組み合わせ。
頭で思い描いていたよりも、実際とても良く。
馴染み良い姿に実感を持つことが出来ました。
ご来場頂きました皆様にもご好評頂きました。
京町家と中東地域の手織りラグ。
この可能性は無限大です。
今日は私の町家イメージ。そして日本文化に対する気持ちを少しお話したいと思います。
ミックススタイル
ヴィンテージラグと京町家。
異文化同士のミックススタイルです。
和洋折衷はどちらかが中途半端だと上手くいきません。(※異文化の組み合わせを"和洋折衷"と表現させてください)
歴史ある西洋建築に和服姿が似合うように
お互いの文化のレベルが等しいもの同士でないと、どうも釣り合いません。
はい。もっと身近で簡単な例で言うと
普段よりも背伸びして、特別デザイン性のあるお洋服を買うことなどです。
シャツとパンツ。
上下どちらか1枚だけが強いデザインだと、そのデザインが浮いてしまうなんてことは経験されたことはありませんでしょうか?
和装(着物) と洋服も同じような課題があります。
安易に組み合わせるとチグハグ。
ハイカラだとか言っていた時代はともかくとして、現代に上手にコーディネートできる人は少ないです。
両者のデザインバランスが肝になります。
京町家とヴィンテージラグ
これは絶妙な馴染み方。
相性抜群のミックススタイルでした。
京町家
京町家に触れること。そして住むことは京都で暮らす醍醐味です。
ただの"古い家"として一括りに出来ないような魅力が詰まっています。
かつての時代の町衆の息吹。
町の姿。暮らしの姿が形になっています。
町家に暮らすイメージはどのようなものでしょうか。
京都らしさを体現する京町家。
その京都の本流に触れる暮らしぶりそのものです。
日本文化を考える
私の人生で、海外のモノに触れた時
必ず引き合いに出るのは日本文化でした。
人様に自慢できる家柄ではないですが
生まれ育った日本の風土にとても影響を受けて育ちました。
田舎の原風景が幼少期の記憶ですし
自分の意思で場所を選べるようになってからは
国際観光都市の広島、京都
そして東京での仕事を経験しました。
センスを使う仕事であれば
必ず自分のものさしが基準になります。
私のものさしは紛れもなく日本文化でした。
日本文化でいちばん好きなのは、繊細さ。
侘び寂びや陰影。
心象を捉えた文筆やコミュニケーションに多大な影響を受けています。
今京都に辿り着いたのも当然のことなのかもしれません。
お店もこの文化都市の中にあることで
日々歴史の文脈に触れているように思えます。
また町家の可能性は追いかけていきたいです。
今日もここまでお読み頂きありがとうございました。
お店でお会いする機会もなかなか作れないので、少し自己紹介がてらにお話をblogにまとめています。
blogでは私の話を中心にしています。人となりがお伝え出来ればと思っています。
いつも本当にありがとうございます。
Maison Étretat | Sugibayashi Yusuke