エトルタの日常

I want to see! | 実際に見てみよっか。

I want to see! | 実際に見てみよっか。

こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。 今日は『実際に見てみよっか』というお話です。   私のお店を説明するには、この言葉だけでも良いくらいです。 "ねえ、実際に見に行こうか" "一回行ってみたいんだけど"   そんな言葉が似合う。実際に見に行ける場所です。   私がいち消費者だった頃には、気軽にそう言えるヴィンテージラグまたは絨毯屋がありませんでした。 伝統と歴史を持つ中東のラグ。 格式高くあるべき商品なのかもしれませんが、そんなのはやっぱり面白くありません。 思い立ってその日、パッと脚を運べるお店。 自分という人間にやらせるのであれば、そのくらい身近に感じられるショップでありたいと思いました^ ^   手が届くワクワク感と、他にはない面白いものがあるという緊張感を添えて。 『実際に見てみよっか』が出来るように。   行ってみたいお店 一度は行ってみたいと思うお店と、本当に行けるお店は大きな違いです。 行きたいけど、なんだか行けない。 憧れが高すぎても、なんだか気がひけるものです。 だから私がやるならばちょうど良い存在でありたいと思いました。   求めたのはネットショップのような気軽さとは違います。 何かのついでや隙間時間を埋めるようなお店ではなく、わざわざ出向くお店。 "今日はラグを見に行こうね" なんて家で会話にあがるようなお店。...

The power of the word. | 言伝のちから

The power of the word. | 言伝のちから

こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。 今日のお話は、『言伝(ことづて) のちから』です。   ヴィンテージラグの世界においては、言伝(ことづて) で価値が受け継がれています。 現地の絨毯商から買う時、そのラグの歴史や価値は売り手の言葉から生まれます。 その人が判断して口にした言葉が、ラグの価値。 なんかスリリングですよね!!!     伝言ゲームで大丈夫? 伝言ゲームでしょ? 証拠は?! どうも信用できないな。 こんな時代にそんなことあるんだな、、。 と私も初めての時はカルチャーショックでした。   ただそんな風に言いながらも、自分の生活を顧みるとどうでしょうか。 大切な事は何度も言葉にして、身体に染み付いています。 家のルール、会社のルール、人間関係のルールは意外と明文化されずに言伝(ことづて) で成り立ってはいないでしょうか。   きっと時代錯誤でもなんでもなく、ヴィンテージラグにおいては一番適した手段なのだと思います。 自分が大切にしてきたモノ。価値があるモノ。 そういったものは大切なパートナーに譲りますよね。 ※歴史と伝統を重んじる工房などでは、品質を保証する為のタグや作家のサインを残すところもあります。ペルシャ絨毯などでは多く目にしますね。  ...

Simple room. | 白い壁と木の床

Simple room. | 白い壁と木の床

こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。   今日は『白い壁と木の床』というお話です。 直接お会いした方であればお伝えさせて貰っているかもしれません。 セレクトでは、"シンプルできれいなヴィンテージラグ"を心がけている当店。 それを敷くお部屋のイメージも"シンプルできれい"を思い描いています。 シンプルテイストとは  "シンプルできれい" シンプルとは、スッキリとした色づかいや模様デザインのことを指します。 また白い空間に敷いて収まりの良いモノもシンプルです。   エスニック(民族調) 、オリエンタル(東洋)、和風、チャイナ etc. どんな世界にもシンプルテイストは存在します。 (※私の場合、これは業界人になってから本当の意味で理解しました^ ^)   色づかいが豊富で奇抜であっても 模様だらけであったとしても "シンプルできれい" というものは存在して、それを世界ではシンプルテイストと呼んでいます。   身の回りでシンプルだなぁと思い当たるものは、ありますでしょうか?   シンプルへのこだわり 私がシンプルにこだわるのは シンプルは個性を活かすからです。  ...

Have you done it? | お見合いごっこじゃない。

Have you done it? | お見合いごっこじゃない。

 こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。   今日は『お見合いごっこじゃない』というお話です。 ラグとの出逢い。 それはやっぱり恋愛のようであれば理想です。 ドキドキ感を大切に。   自由恋愛 好きな相手と恋に落ちる。 それが1番です。 準備されたお見合いとは違います。   好きになる準備や思い込みは一切不要。 目の前の人の佇まいや、言葉。 考え方に感化されて好きになっていきます。 日常を重ねるほど、想いが増します。   自由恋愛 選ぶことが許されているお買い物。 ヴィンテージラグとの出逢いもこれであって欲しいと思います。 出逢いは自然体で。 言葉の通り、自由に恋愛するように。   リアルな体験へのこだわり 私の経験から 売り場には恋愛のようなリアルさが必要だと思っています。 特にヴィンテージラグ。  ...

Feel good. | 誰もが綺麗なものが欲しいわけじゃない。

Feel good. | 誰もが綺麗なものが欲しいわけじゃない。

 こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。   今日は『誰もが綺麗なものが欲しいわけじゃない。』 というお話です。 街で、ネットでお買い物する際に "なんか売りつけられてる感あるなぁ、、" と感じることがあります。 カッコいい、可愛いヴィジュアルイメージで陳列されているのは良いのですが "正直、なんか物足りない、、" これはなぜでしょうか。   私のお店の大切な考え方のひとつ 『誰もが綺麗なものが欲しいわけじゃない。』 を説明します。   本当に欲しいもの それではお買い物において 自分が本当に欲しいものって何でしょうか?   提案して欲しい! けど自分で選びたい。 選択肢が欲しい! けど種類がありすぎても選べない。   .....。 お買い物ってむずかしいです。   じゃあ本当に欲しいものって何?...

Look good. over 30 years old. | 30代からのヴィンテージラグ

Look good. over 30 years old. | 30代からのヴィンテージラグ

 こんにちは。 ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。   今日は『30代からのヴィンテージラグ』というお話です。 なぜここで年齢を出すのか?これには実は意味があります。 私のお店はまぎれもなく30代以上の大人の方の為のセレクト。 もちろん若い人も来てくれますと、とても嬉しいです!! ただ"30代以上のヴィンテージラグ"という隠れたコンセプトがあります。 それではその理由をお話します。どうぞお付き合いください。   初めてのヴィンテージラグ  皆さんは初めてのヴィンテージラグって何歳くらいの時だったでしょうか?? "元々物心ついた頃から家に敷いてあったよ" なんていう方もいらっしゃると思います。 昔は、洋間なんて言ったり客人を迎えるお部屋が設けてあったりしましたよね。私の世代ですと歴史のあるお家には、ペルシャ絨毯やパキスタン絨毯が敷いてありました。 ※こちらの写真は商品ではありません また大人になってからインテリアショップで、趣味に合うものを手にしたという方もいると思います。(私はこちらです)  どちらにせよ関心を持つのは、やっぱりひとつ自分の部屋を持ってから。 自由にして良い空間が手に入ると次第に きれいな、またはカッコいいものが欲しいと思いますよね^^   憧れる世界 インテリアやファッションなどの世界においては、ヨーロッパは特に文化があります。 今私がお店で扱う"ヴィンテージラグ"というような中東のデザインのものが、古くから根づよく街に溶けこんでいます。 舶来(古いですかね?笑)の雑誌や映画などを見れば、よく分かりますよね。 日当たりの良い窓際に彩り豊かに敷いてある姿。 洋風の開けたリビングに無造作に何枚も敷いてある姿。 薄暗い寝室の間接照明で照らされて、映る模様。 ヨーロッパの世界は今でも多くの人々を虜にする文化、そしてスタイルのある暮らしです。...