こんにちは。
ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。
今日は『お見合いごっこじゃない』というお話です。
ラグとの出逢い。
それはやっぱり恋愛のようであれば理想です。
ドキドキ感を大切に。
自由恋愛
好きな相手と恋に落ちる。
それが1番です。
準備されたお見合いとは違います。
好きになる準備や思い込みは一切不要。
目の前の人の佇まいや、言葉。
考え方に感化されて好きになっていきます。
日常を重ねるほど、想いが増します。
自由恋愛
選ぶことが許されているお買い物。
ヴィンテージラグとの出逢いもこれであって欲しいと思います。
出逢いは自然体で。
言葉の通り、自由に恋愛するように。
リアルな体験へのこだわり
私の経験から
売り場には恋愛のようなリアルさが必要だと思っています。
特にヴィンテージラグ。
世の中にあるだいたいのものは
"なんか良さそう"
この言葉で買い物は完結出来るようになりました。
なぜならば、買い物の前にこれを感じさせるだけの材料が多く揃うからです。
例えば通販でも。
ブランド服であれば、前のシーズンの洋服を試したことがあればノンストレスでiPhoneでポチッと通販できます。
本当にこれと一緒です。
知っているものであれば、買える。
"なんか良さそう" を実感できるから買い物が出来るのです。
では、ヴィンテージラグは?
皆さんご存知の通り、ひとつひとつ違います^ ^
出来ることなら目で見て触れて、納得して選んでもらいたいものです。
だから言います。
きっと『お見合いごっこじゃない』ですと。
恋愛が出来るくらい関係性を築いてくださいという意味を込めて。
そして出来る限りで用意させてもらいます。
接することが出来る場所を。
リアルな体験というのは、
手で触れた感じと目で見た色です。
日常的に出逢える場所で体験して下さい。
ただ私にはもうひとつ譲れない価値観があります。
それがつぎにお話する"縁(えん)"です。
縁
日本には古くから"縁(えん)"という考え方があります。
決して好き、嫌いの話ではありません。
恋に落ちたから一緒にいるとかではなく、縁があったから一緒にいるというものです。
人付き合いにおいて"縁(えん)" の方が尊いという人もいます。
なぜなら恋は儚いからです。
恋沙汰ではなく、自分の価値観や使命感。譲れない心情で選ぶモノ。
または自分とは全く別の理由での何かです。
出逢わぬ間も赤い糸で繋がっている。そんな縁(えん) は今もどこかに存在しているはずです。
私は、そんな"縁(えん) "を大切にするタイプです。
大人の方はよく口にされますよね。
"御縁があった" というものです。
多様性
お見合い、恋愛、縁。
次々とお話ししてしまいました。
結局は"こういう風にありたいな" という私の想いでしかありません。
価値観は多様であることが必要です。
お見合いのようにラグを迎えるのが心地好い方。
恋愛のようにお選びになる方。
縁という想いをお持ちになる方。
どれが正解だということはありません。
どのようなお買い物のかたちを取るにあたっても、その人にとっては相応しいものなのだと思います。
お店側として人をお迎えする為には、私自身の価値観を持ってご案内するべきだと思っています。
『お見合いごっこじゃない』
こうしてお話しする想いがお店のどこかに表現出来ればいいなと思います。
心でお付き合いできることを願って。
今日もここまでお読み頂きありがとうございました。
お店でお会いする機会もなかなか作れないので、少し自己紹介がてらにお話をblogにまとめています。
いつも本当にありがとうございます。
Maison Étretat | Sugibayashi Yusuke