こんにちは。
ヴィンテージ手織りラグ専門店 Maison Étretatです。
今日は美しいアンティークラグについて。
"生まれた時からアンティーク"というお話です。
最近になってお店でもアンティークのラグを取り扱うことにしました。
ひとえに"アンティークラグ"と言っても、こだわりは十分です。
ただ100年、200年と歳を重ねただけのラグではありません。
その時の技術や趣向、物語を織り込んだ絨毯になります。
染色の美しさ。
良く踏み慣らされているもの。
程度のよい擦れ具合、色落ち。
魅力を語れば尽きません。
アンティークラグがお好きな方はお判りですよね!
今店頭に並ぶものは
もともと私自身のコレクションです。
心を動かされて、意味があると思ったものを蒐集してきました。
(コレクターじゃないのがウリなのですが、どうしても大事にしていたものってあります^ ^)
"生まれた時からアンティーク"
その言葉はとても意味深く、ラグ達との運命を感じるものとなります。
時間の経過だけをみてアンティークと呼ばれるものもありますし
そうではなく
骨董品としてのアンティークがあります。
"生まれた時からアンティーク"
とは、私は後者を指して言葉にしています。
これは現地イランの仲間から教わった概念です。
物語は織られた時にはすでに始まっていて
そのストーリーがある故に美しくなる。
そして美しいものは時代を超えて大切にされる。
つまりは良いアンティークというのは、生まれた時からアンティークであるということ。
これがアンティークという運命を背負った絨毯。
"生まれた時からアンティーク"の所以です。
アンティークを選ぶという事
私のお店では完全に分けてご案内しています。
ご来店して下さったことのある方であれば、こんな問いかけを思い出してもらえるかもしれません。
ヴィンテージデザインをお探しですか?
それともアンティークがお好きですか?
ただ素敵なデザインが欲しい!
とインテリアショップめぐりとして足を運んで下さるお客様にはアンティークはそれ程関係がありません。
(私も過去にそうでした)
アンティークの趣向性やデザイン性は、インテリアコーディネートとなるとバランスが悪くなることもあるからです。
逆にアンティークをお探しの方にとっても
ヴィンテージデザインだけを愉しむラグは、なんだか物足りないかも、、
なんて意図がありますので
ヴィンテージデザインを愉しむラグとアンティークラグは分けてご案内させてもらっています。
人生を飾る絨毯
ヴィンテージデザインを愉しむことで、気軽に暮らしを彩ることが出来ます。
そしてその先にあるものがアンティークです。
アンティークは人生そのものを飾るものだと思います。
家やリビングルームへ向ける視点とはまた異なります。
調子を取るだとか、馴染ませるという考えは無くしても良いかもしれません。
もしインテリアコーディネートする場合は、組み合わせなど意識しなくとも住まいに馴染むと思います。
あなたの気持ちに添って選んだものが、あなたのお部屋や衣服、愛する家族に馴染まないわけがありません。
自分自身にとって大切なものかどうか。
そのストーリーが心に訴えるものかどうか。
そこにだけ目を向けて選んであげて下さい。
私自身、絨毯に込められた意匠を人生の指針としてきました。
天然染料の美しさに眼を養ってもらいました。
良質なwoolの肌ざわりにおおらかな大自然に触れるような快適さを覚えました。
実際にお店でお話しする方には
アンティークラグをご紹介するようにしています。
新しい世界をどうぞ覗いてみて下さいね。
上手にアテンド出来るように、日々精進していきます。
『生まれた時からアンティーク』
そんな人伝にやってきたストーリーをご紹介させて下さい。
今日もここまでお読み頂きありがとうございました。
お店でお会いする機会もなかなか作れないので、少し自己紹介がてらにお話をblogにまとめています。
blogでは私の話を中心にしています。人となりがお伝え出来ればと思っています。
いつも本当にありがとうございます。
Maison Étretat | Sugibayashi Yusuke