暮らしに高さを。

暮らしに高さを。

 

こんにちは。

今日は『暮らしに高さを』というお話です。

 

『暮らしに高さを』

これはインテリアの世界に携わるずっと前。

思い返せば幼少期からずっと私の行動の指針になる言葉でした。

大人になってからこの言葉は、私にとって方角を示すコンパスのようなものになりました。道に迷った時にはいつもこの言葉を頭の中に持ち出して、判断してきたように思います。

 

モットー"暮らしに高さを"

これは人の暮らしを豊かにするのか?簡単に言うとそんな問いかけです。

ではどうして高さが関係するのか。私が使っている『暮らしに高さを』というものさし。

日常生活で例えながらご説明していきたいと思います。

 

豊かさの証

 高い低いという言葉はどの世界でも通用する話です。組織で位の高い人たちはいつも高い場所に座っていました。食事の席でも上座(かみざ) があります。

日本語には自ら立場(上下関係) を示す為に謙譲語という言葉まであります。

※このblog記事の内容『暮らしに高さを』は、詳しく話せば長くなります。物理的な高さの説明にしぼっていきたいと思います。

 

 私のモットーとなる『暮らし高さを』は、社会的地位としての豊かさよりももっと素朴な日常に目を向けたお話です。

物理的に1mmでも1cmでも高さが生まれることで、その人の暮らしは必ず豊かになります。

人はその為に工夫をしますし、私たちの普段の暮らしでも様々な方法が見て取れます。

家庭や職場でのそんな工夫はありませんか?

1mmでも高さを出そうとする工夫です。

 




どんな高さがある?

家での話をしましょう。例えばお茶の時間。

マグカップの下にコースターが敷いてあるとどうでしょうか。

1mm程度の高さが出ました。

次にコーヒーカップの下にソーサー(お皿) が用意されていたらどうでしょうか。

こちらもわずか1cm程度の高さです。

 

日本家屋であれば、膝下の座布団。

御使い物(他人への贈り物) の場合、風呂敷包み。※京都風に例えました

 

ヒール靴やソールの厚いブーツを履いた時、わずか数センチで普段の景色が変わりますよね。

観葉植物も天井から吊るしたり、鉢を丸ごと嵩上げするだけでずいぶんと見え方が変わります。これも数十センチ、1-2m程度のことです。

 

このように指先で測れるような大袈裟でない数字が普段の生活の中にプラスされるだけ。

それだけで見え方、感じ方が変わることに気づいて頂けましたでしょうか。

私はこれを暮らしに高さが出た。と表現してきました。

インテリア雑貨の世界に入ってからは、ずいぶんと多くの方とお会いしてお話してきました。

 

暮らしに高さをもたらすのは簡単?

一見簡単なようであり、簡単ではありません。

なぜならば高さで生まれるのは、豊かさです。

その豊かさを感じるだけの文化と日常が必要です。

 

時に忙しい毎日を少しだけペースダウンすることかもしれません。

または好きな人、大切な人と一緒に過ごすことかもしれません。

少しの変化に気付ける日常を用意してあげること。

 

たった1mmの変化に気付くことは、なかなか難しいものです。

しかしその1mm、1cmに感動し、感じることが出来たならばとても豊かな暮らしと言えると思うのです。

 




ヴィンテージラグで暮らしに高さを

私はヴィンテージラグ専門店として、ラグで暮らしに高さを届けたいと思っています。

玄関で迎えてくれる足元。

リビングで寛ぎの時間の足元。

ベッドサイドの一歩目の足元。

ラグの厚みだけで豊かになれます。

 

ラグの厚みは基本的には1cm程度の厚みです。

手織りのwoolであれば、これがたった1cmの厚みだとは想像も出来ないくらい気持ち良いです。

もちろんデザインに気分が高揚するのも愉しみのひとつですよね!

 

ヴィンテージラグは私がこれまでの人生で培ってきたものが、はっきりとお伝え出来るツールだと思っています。

すでにお買い物して下さっている皆様。

どうでしょうか?

『暮らしに高さを』感じて貰えていますか??

 

小売業としてお商売させてもらう以上は、これからもずっと小さなことにこだわっていたいです。

小売の"小"は"小さなこだわり"。

昔、そのようにお客様から教わりました。

 

私の言葉が届く限りはお客様にもそのこだわりを体験して貰いたいです。

どうぞ明日もまたお店でお待ちしております。

 

 

今日もここまでお読み頂きありがとうございました。

お店でお会いする機会もなかなか作れないので、少し自己紹介がてらお話をblogにまとめています。

慣れたものじゃないので雑記です。お付き合い下さって嬉しいです。

 

 いつも本当にありがとうございます。

Maison Étretat | Sugibayashi Yusuke

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