夏の絨毯

夏の絨毯

こんにちは。いつもありがとうございます。

"夏に絨毯いいよね!"

そんな風にポジティブに言葉に出来るのは、きっと良い絨毯に巡り逢えている人達だと思います。

 

汗もうなだるこれからの季節。

湿気が大敵とうたわれる羊毛絨毯の世界。

快適な絨毯生活って何でしょうか。

今日は私の経験を交えた夏の絨毯というお話です。

どうぞお付き合いくださいませ。

 

夏の絨毯

私が初めて手にした絨毯は、真っ赤なアフガニスタンのトルクメンラグでした。(※もう人に譲ってしまったので、写真がありません泣)

 

それは暑い暑い夏の日だったと思います。

"おいおい。こんな暑い日に真っ赤なラグなんて!!"

と友人達に笑われながら

ずっと楽しみにしていた買ったばかりの絨毯をクルクルと部屋に広げていました。

 

でも時間が経つと、、

不思議なものです。

 

さっきまで笑いの対象だった絨毯と共に、友人達皆がゴロンと寝そべってじっと黙って過ごすんです。

さっきまで暑い暑いと繰り返していた友人達が皆んなです笑

 

ずっとインテリアの世界に身を置いていた私は、

そんな彼らの姿を見て客観的に考えていました。

 

"ふーん。。 "

"赤色の羊毛絨毯ってそんな力があるんだ。"

 

そして自然とその力の謎を知りたくなってきました。

真っ赤な絨毯が心を落ち着かせる?

羊毛絨毯のぬくもり、快適さがそうさせる?

 

人は実際にカラダで経験すると、価値を実感してしまいますよね。

少し私なりの解釈でお話をさせていただきます。

 

デザインで感じる涼

快適さの大切な要素のひとつ。それはデザインです。

ここではタイトル通り『涼』についてお話しします。

 

視覚的に感じる涼しさというのは人それぞれに感じ方は異なりますが、

一般的には共通した価値観があると思います。

例えば次のように。

 

☑︎ 白やベージュの淡く明るい配色がいいな。

☑︎ ゴチャゴチャとした色柄のものよりも、スッキリとしたシンプルなデザインがいいな。

☑︎ 寒色系だったら涼しさをダイレクトに感じることが出来そう。

 

文字にしただけでも『涼』を感じますね。

これらがざっくりと言えば

涼を感じたい時に選ぶ基本デザインだと思います。

 

ではでは

せっかくなので私の真っ赤なトルクメン絨毯のお話に戻ります。

今お話した中でも該当するとすれば、

☑︎ ゴチャゴチャとした色柄のものよりも、スッキリとしたシンプルなデザインがいいな。

でしょうか。

当時のものは大きなエレファントフットと呼ばれる模様がドンドンドンと三つ連なったデザインでした。

 

お部屋の中って意外とごちゃごちゃと色んなインテリアが集まってきます。

(特にリビングインテリア)

だから

雑多な印象を受けやすい場所にこそ

スッキリめのシンプルなデザインはオススメです。

 

キリッとした印象が空間を引き締めてくれるので

一種の涼しさを演出してくれているのです。

 

ファッションで例えるならば真夏でも

全身真っ黒な洋服のスタイリングが好まれたり

ヴィヴィドなブルー、イエロー、オレンジ、レッドなどのパンツやスカートが心地良く涼しげに見えるのと同じだと思います。

 

肌で感じる涼

自然な湿度調整機能を持つ羊毛絨毯は、室内インテリアであればとても快適な居住空間を生み出せます。

皆さんのご自宅はどうですか?

 

夏には日避けの簾をしたり

風のない日や猛暑日はエアコンなどの空調を利用すると思います。

 

体感温度が快適

心地好い湿度

この温度と湿度が快適な環境下であれば

羊毛絨毯は驚くほど快適な暮らしの道具となります。

 

そんなこと知ってるよ!

絨毯がお好きなお客様のほとんどはそうおっしゃられると思いますが、ここでは初めての方も楽しんでもらえるように簡単に説明しています。

どうかご容赦くださいませ。

 

冒頭でお話した私の部屋での真っ赤な羊毛絨毯。

これが何故皆んな快適に過ごすことが出来たのか?

というところにご説明が出来たかと思います。

 

つまり

真夏に真っ赤で暑苦しいだろう羊毛絨毯が皆んなに喜ばれたのは

体感温度が快適

心地好い湿度

この環境下だったからです。

 

またより良質な羊毛絨毯ですと、サマーウールのスーツのような光沢と涼やかな美しさを持ちます。

さらに快適さや美しさを求めるのであれば、少しだけ絨毯のグレードを上げてお買物してみるのも良いかもしれません。

 

求める分だけの快適さが確保できるか?

どのような絨毯を選ぶにしても決して安いお買物ではないので、ご相談になることをオススメします。

自分に合った絨毯を選べることが一番素敵なことですし、なによりそのお買物体験が一番お財布にも優しい◎(経済的)だったりします。

 

エアコンのある環境下で使うことを想定していれば、

実は真夏の絨毯選びってベストタイミングなのです。

 

夏の想い出

ここからは少し切り口を変えて、進めていきます。

皆さんにとっての夏の想い出ってどのようなものでしょうか?

 

海に行ったこと

山で川でキャンプしたこと

家で過ごした夏休み、お盆休み

遠くに旅行したこと

 

全てにおいて言えることは

目で見た景色がそのまま想い出になっているということです。

海で遊んだ景色

山や川でキャンプした景色

家で家族と夏の食事を囲んだ時間

遠くの知らない場所にいって、初めて触れた景色

 

私はインテリアの仕事についてからずっと思っていました。

目に見える暮らしの道具を届けるということは、そのお客様達の想い出の景色を作っているということ。

 

だからといって絨毯が必要ってわけではありません。

ここでお伝えしたいのは

これから迎える夏の景色は、自分達でもある程度は選べるということです。

 

それが絨毯であったら素敵。

絨毯は大きなインテリアですので、人に与えてくれる影響はとても大きいと思っています。

 

もし絨毯がお好きな方がこのブログを読んで下さっているならば、

それだけ意味のある素敵な暮らしの道具を好きでいてくれているということ。

そんな気持ちを共有させて頂きたいと思います。

 

私にとって絨毯というインテリアを選ぶことは

夏の想い出のひとつです。

 

羊毛絨毯の季節感

これは良くよくご質問を受けるテーマです。

夏の絨毯というお話のまとめにもなります。

 

"なんだか季節感が気になります。"

"今だと暑苦しくないですか?"

"なるべくならオールシーズン使いたいからバランス良いものが欲しい。"

 お店でお客様からポロっと出る言葉達。

 

全てはっきりとお伝え出来ます。

これはご要望に合わせた通りの絨毯デザインがきちんと存在します。

世界には沢山沢山絨毯があって、

全世界のインテリアのニーズを満たすようなものを考えに考え抜いて世に出てきています。

 

そしてデザインが優れた絨毯であれば、

夏には夏の表情を。

秋冬には秋冬の表情を届けてくれるものもあります。

これがデザイン面でオールシーズン使える!というタイプですね。

 

もちろんその季節、その季節毎に

バッチリ似合うデザイン、色、質感もあります。

 

羊毛絨毯の季節感が気になるのであれば、

一度お店に相談してみて下さいね。

その時にご自宅のインテリアのお写真がありましたら尚スムーズです。

インテリアの趣味に合って、季節感もある。

そんな理想的なコーディネートを目指したいと思っています。

 

ご相談を受けた時にこうお返事することがあります。

"羊毛絨毯の季節感は後から作れるものです。"

 

"えっ?"

という顔をされるのですが本当にそうなのです。

実はコーディネートやセレクト次第でどのようにも作れるんです。

そう考えると意外と構えずにお買物も心から楽しんで貰えますよね^^

 

 

今日もここまでお読み頂きありがとうございました。

お店で普段お話していることを、オンラインストアのお客様にも共有できればと思いブログを書き始めました。

また御来店の際は色々お話させて下さいね。

雑記なので読みにくいかと思います。完璧よりもお喋り感覚を目指しています^_^

 

MAISON ÉTRETAT メゾン エトルタ

Sugibayashi Yusuke

 

イランから集めた手織りのアンティークラグ
ANTIQUE HANDWOVEN WOOL RUGS
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